2021年5月24日月曜日

樹木の構造と勉強方法の類似性

 東岡崎校のアシスタントアドバイザー、林亮太です。

 春から夏に移り変わろうとしている今日のこのごろ、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。

今日は、、、
樹木ってどんな構造しているの? 
という話をしてみようと思います。

樹木、特に、その多くの部分を占める幹や枝といった木材の様々な性質は、ほとんど細胞壁(細胞の外側にある植物をかたくする構造)によって決まるそうです(私の通う大学の先生曰く)。ですので、樹木細胞壁の構造についてお伝えいたします。

細胞壁は、

セルロース、ヘミセルロース、リグニン

という物質からなっています。


写真1. 名古屋大学演習林(ヒノキ(Chamaecyparis obtusa))


 セルロースは、植物の構成成分で一番多く木材でも半分程度を占め、化学的には、グルコース(ブドウ糖)が沢山つながったもの(多糖類)で、非常に安定な高分子です。
 セルロースは樹木の細胞壁の構造の中では、柱や鉄筋のような役割をしています。

 ヘミセルロースリグニンは、木材ではそれぞれ4分の1程度を占めています。
 リグニンは複雑な構造(フェノール性高分子)をしており、ここでは詳細は述べませんが、コンクリートのような役割で細胞壁をかたくしてます。

 ヘミセルロースはセルロースと同じく多糖類で、こんにゃくの主成分であるマンナンがあります。細胞壁の構造の中では、柱や鉄筋となるセルロースリグニンをつなげる接着剤的な役割をしています。

皆さん、これ、勉強の方法に似ていませんか?

皆さんも勉強するとき、まずは基礎的な知識、一つの公式から覚えますよね。
そして、それらを用いて色々な問題を解きますよね。
つまり、一つの核となる柱である基礎的な知識・公式をだいたい覚えたのちに、色々な問題を解くことによってそれに更なる肉付けを行っていきますね。

実際、細胞壁のでき方も、この流れと同じで、核となる柱であるセルロースの繊維(セルロースミクロフィブリル)がだいたい出来てからヘミセルロースやリグニンがくっついていきます。

樹木は毎日ずっとこの繰り返しで成長しています。
みなさんもそれぞれの学校にある樹木が毎日頑張っている姿を見ながら、自分の勉強を進めてみてください!

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