こんにちは!AAの長坂理央です^^
今回は、私の所属しているゼミの研究分野である「医療経済学」についてお話しします。
そもそも「『医療経済学』って何?」という人が多いと思います。ちなみに、私も大学に入るまで知りませんでした笑
医療経済学とは、医療制度や医療保険、薬価制度について、経済学的手法を用いて分析していく応用経済学を指します。現在、ゼミの授業では「世界一わかりやすい『医療政策』の教科書」の輪読・発表を通して、学んでいます。
今回は最近私が輪読・発表をした「医師誘発需要」について少しご紹介します!
一般人である患者と、医学部で6年間学び、国家資格をもっている医師との間には、必然的に医学知識の量に差が出てしまいます。このことを「『情報の非対称性』が発生している」と言えます。この情報非対称性を利用して、医師が余分にサービスを提供する裁量的行動によって誘発される医療サービスの過剰な需要のことを「医師誘発需要」と言います。
これが、「医師数と医療費に正の相関関係が生じる」と説明されるとして研究されてきました。
(皆さん「正の相関」といったらどんなデータのグラフになるか思い出せますか?忘れている人は数Ⅰの「データの分析」をチェック!!)
しかし、具体的に「医師誘発需要」がどれほど医療サービスの提供量や医療費に影響を与えているのか不明であり、今も議論が続いているテーマです。
このように経済学といっても、それで独立している分野だけでなく、一見かけ離れている学問分野である医学とも関連するというのは、興味深く感じませんか??
以上、私の大学授業紹介でした!もし興味があったら長坂AAに話しかけてくださいね^^
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